ニュース全ニュース

平尾菜々花さん、熊澤尚人監督とともに特別招待作品『ごっこ』舞台挨拶に登壇した千原ジュニア「天才女優誕生の瞬間を目撃して」

2018年10月14日(日) レポート

10月14日(日)、イオンシネマ京都桂川にて、特別招待作品『ごっこ』の上映が行われ、舞台挨拶に千原ジュニア、平尾菜々花さん、熊澤尚人監督が登壇しました。

小路啓之さんによる漫画『ごっこ』を、『ユリゴコロ』で新境地を開いた熊澤監督が映画化した本作。40歳目前のニート・城宮と5歳の娘・ヨヨ子という仲むつまじい親子に隠された、衝撃の事実と家族愛が描き出される渾身の一作となっています。

会場に登場したジュニアは、満員の客席を前に「こんなに見下ろされるのか!」と驚きの声。観客から思わず笑いが起こります。「短い間ですがよろしくお願いします」と挨拶した菜々花ちゃんには、MCのお~い!久馬も「しっかりしてる!」とビックリ。撮影以来、久しぶりに顔を合わせたジュニアも「めちゃくちゃ大きなってるもん!」と、その成長に目を細めます。熊澤監督からは、プレミア上映に駆けつけた観客に感謝の言葉が述べられました。

撮影から3、4年経っていることから、当時のことは「まったく覚えてないないです!」と言い切り笑わせるジュニア。小学校3年生だった菜々花ちゃんも、「けっこう前なんで…」と照れ笑い。とはいえ記憶をたぐりつつ、撮影に際して熊澤監督から「演技をしている間は笑顔禁止」と指示されていたことを振り返り、「そこがちょっと難しかったかな」と話します。

熊澤監督は、「撮影は大変だったんですけど、ジュニアさんのお芝居がすごくいいので、僕は毎日、楽しくてしょうがなかった」とコメント。主人公とジュニアにシンクロする部分があると感じ、“当て書き”したところもあったそうで、「どうなるかわからないという不穏なところを出してくれた。このおふたりのお芝居は、予想していた通りというか、それ以上にすごかったですね」と絶賛しました。

公開日の10月20日は、奇しくも原作者・小路啓之さんの命日。「完成が危ぶまれ、お蔵入りになりそうな状況だったときにお亡くなりになってしまい、悔しくて残念な思いだった。やっとみなさんに見せられるようになった、ありがとうございますと伝えたい」と、熊澤監督は感無量の表情です。

現在は結婚し、一児の父となったジュニアですが、撮影当時はまだ独身で、「いい時期に撮らせてもらったな、と。今だと多少、子どもに慣れてしまってるから…」とも。劇中では、菜々花ちゃん演じるヨヨ子の首を絞めるという衝撃的なシーンもあり、「(菜々花ちゃんに)イニシアチブをとられ、完全にオレが操縦されてた。『できるかな~』と思っていたけど、気づいたらやらされていた。躍らされてました」と、その演技に脱帽していました。

一方、久馬から「1日だけジュニアさんがパパになるとしたら、何をしたい?」ときかれた菜々花ちゃんは、「映画の中にも出てきた遊園地とか、一緒に行きたいなって思います」と天真爛漫な答え。その遊園地のシーンについては、熊澤監督が「撮影が翌日に終わるかな、というころで。楽しくお芝居してもらっているが、どこかしらそういう空気も漂いながらの撮影だった」と説明していました。

フォトセッションを挟み、最後は改めて3人からメッセージが。「もし気に入っていただけたら、お友だちに紹介していただいて、おすすめしていただけるとうれしいです」と語りかけた熊澤監督。菜々花ちゃんは、「舞台挨拶は初めてで緊張したんですけど、すごく楽しかった。今日はありがとうございました」としっかりお礼を。ジュニアは「平尾菜々花という天才女優が誕生した瞬間を目撃していただきたい、そのひとことに尽きる」としつつ、「みなさん、ぜひご覧ください」と広く呼びかけていました。

  • Facebookでシェア
  • Twitterでシェア
Close