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特別招待作品「バイオレンス・ボイジャー」舞台挨拶に、ココリコ田中、監督の宇治茶さんが登壇!

2018年10月13日(土) レポート

10月13日(土)、よしもと祇園花月では、特別招待作品「バイオレンス・ボイジャー」上映にあたり、この作品で声優を務める田中直樹(ココリコ)、監督の宇治茶氏、そしてプロデューサーの安斎レオ氏が舞台挨拶を行いました。

MCの高山トモヒロが登場し、ゲストの田中直樹(ココリコ)、監督の宇治茶氏、プロデューサーの安齋レオ氏を呼び込みます。

まず今回声優として登場した田中が、作品ついて「衝撃を受けました。どんな監督が作ったのかな?と思っていました。作品を見て、宇治茶監督は気持ちの悪い人だと思っていたから、爽やかなイケメンだったので、ビックリしています」。

続いて、宇治茶監督が、制作に3年かかったことを話し、「ゲキメーション」について説明します。ゲキメーションは、小さな絵を人形劇のように監督自らが動かして、撮影する、机の上だけで制作したものです。

プロデューサーの安斎氏は、宇治茶監督を「究極の一人フィクサー」と称え、「3000枚の原画で84分の映画を作るのは狂気の沙汰」と絶賛。「この作品の本質は“親子の関係”だが、宇治茶のトンガッた表現に踏み込んだ作品」と解き明かしました。

声優陣も豪華キャストです。悠木碧、田中直樹(ココリコ)、藤田咲、田口トモロヲ、小野大輔、高橋茂雄(サバンナ)などが出演。

宇治茶監督は「最高のキャスティングです」と告げ、安斎氏は「小野さんは前作のファンで、快諾してもらえました」と報告。

田中も「前作を見た」と告白し、「本当にビックリしました。CGの真逆の制作工程で、時間をかけて作っているから、監督の気持ちが伝わる。こういう人が評価されて欲しい。こういう人にもっと作品を作って欲しい。支援したい」と気持ちを伝えました。すると宇治茶監督は「次回作もお願いします」と、早速、次回作のオファーへと繋がる場面も。

宇治茶監督の作品の魅力について、安斎氏は「作品作りと笑いのセンス」。田中は「どこの国の作品のものかわからない。どこの国にもない、どこにもない魅力がある」と言います。そのユニークな発想について宇治茶監督は「落書きをしていて浮かんでくる。こういうのが面白いかな?と絵から発想している」ことを教えてくれました。

田中曰く「アナログな手法だから、それを上回る構成力やお笑い力がある」宇治茶作品は、アルゼンチンなど海外からも多くのオファーがあり、フランスの映画祭では「宇治茶特集」が予定されています。

フォトセッションは来場客も撮影OK、SNS投稿OKということで、会場中にパシャパシャパシャ!!とシャッター音が響きました。

そしてファンから「完成おめでとう!」と、宇治茶監督へお花のプレゼントが。田中は「3年間ずっと地味に作業していたから、この華やかな舞台と時期を楽しんでもらいたいです」と言葉を贈り、安斎氏は「宇治茶監督の忍耐と命の賜物です」と称賛し、ねぎらいの言葉をかけました。

宇治茶監督はこれらの言葉を受け、「家族や親戚、友達、みなさんに、だいぶん待ってもらいました。出来上がってすごく嬉しいです」と涙ぐみます。会場に大きな拍手が沸き起こり、感動の渦の中、舞台挨拶が終了しました。日本公開は来年GW明けを予定!乞うご期待を!!

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