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芸人たちのアイデアがゲームに!? 「よしもとゲームスタジオ」設立発表記者会見を開催!

2018年10月12日(金) レポート

10月12日(金)、京都ホテルオークラ3階「曲水」で、「よしもとゲームスタジオ」の設立発表会見が開かれ、事業プランの説明や芸人たちによるプレゼンバトルが行われました。まずは司会のタケトが、ゲーム業界に本格参入すべく、会社を設立したことを告げ、株式会社よしもとゲームスタジオ 斎藤祐士代表取締役社長が挨拶に登壇しました。

齋藤社長はこれまでよしもとにゲーム事業が無かったことを説明し、新たなビジネスチャンスであることを強調。これまでの事業とゲームがシナジーを生み出すことが大いに可能性を秘めていると話しました。制作の三本柱として、まず、よしもとIPを用いたゲームを挙げ、タレントだけではなく、IP全般を使い、ゲームとして楽しんでもらえるものを用意したいと話しました。2本目の柱は、よしもとに限らないゲームというもの。ユーザーニーズに沿ったものであれば、いろいろなゲームを制作していきたい、楽しさを追求することを進めたいと力を込めました。3つめは、よしもとならではのゲームを作る。様々な事業に取り組んでいるよしもとだからこそできることを、ゲームという新たな形にして提供するのもひとつのゴールであると説明しました。続けて、多彩な才能を持つタレントとタッグを組み、ゲーム制作をしていくことを宣言。タレントにも新たな才能を発揮してもらえる場となることも、よしもとならではであると強調しました。さらに展開プラットフォーム、デバイスには制限を作らないと発表。スマホ向け、家庭用ゲーム機向け、PC向けも制作し、企画や内容で提供プラットフォームを決め、幅広いユーザーに提供することを誓いました。

内容は明かされませんでしたが、1本目は「mspo」に向けてのゲームであること、鋭意製作中であることも明かし、「mspo」からはゲームタイトルを順次リリースする予定で、ほかにも企画が複数動き出していると発表しました。最後によしもとは本気でゲーム事業に取り組んでいくことを改めて強調。業界の新たな起爆剤になれるよう、ユーザーに楽しんでもらえるゲームを届けられるよう邁進していくと意気込みを語りました。

続いて、よしもと芸人による新ゲームアイデアプレゼン大会です。ステージに我こそはと意気込む芸人たちが集合しました。まずはチョコレートプラネットが「あむあむあむ」「どんだけ〜!」と挨拶代わりのギャグ。長田はよくゲームをやっていることに加えて、話題の「USAゲーム」についてもチョコプラが作ったことを改めて説明、ほかにも「そろりそろりゲーム」を乃木坂46のメンバーがやっていると話し、そのルールも解説。一方、松尾は「ゲームはお肌にいい」と話し、会場を沸かせます。

トレンディエンジェルは、たかしがまずひとボケしますが、若干スベって顔を赤らめているのをタケトにつっこまれます。2人ともゲームをよくやっているとのことで、これまでもアプリゲームを出していることを強調。ここで11/9のライブ告知を潜り込ませようとしますが、すかさずタケトにチェックされていました。

横澤夏子は本格的にはゲームやらないものの、「なんとかお小遣い稼げないかなぁ」と本音がポロリ。ちょっとしかゲームをしないという人のための、ポイントを稼ぐゲームや、パートナーといっしょにするゲームなどのアイデアが飛び出しました。

とにかく明るい安村は、まず「安心してください、履いてますよ」を披露。ゲームは毎晩やっているそうですが、ユーチューブでゲームの生配信をやったものの、アンチコメントに心が折れたと笑わせます。韓国でのライブが大盛況だったことについても触れられました。

ガリットチュウは福島が、得意のモノマネで登場。熊谷はゲームについての説明を始めますが、どこか空回り。福島は普段の生活がゲームのようと話し、例えばインスタグラムのフォロワーをどうやって増やそうかとゲームのように楽しみながら考えていると明かしました。


ここからプレゼン大会がスタート。先ほど挨拶した斎藤社長が感想を伝えることになります。まずはチョコプラの2人から。長田は小道具を作るのが好きとのことで、まったく新しいパズルゲームとして「ネジリス」を提案。その名前から想像できるように、内容はあの有名ゲームからインスパイアされたものですが、斎藤社長は「イケる可能性がある、これを軸に練っていけば」とお褒めの言葉。それを聞いた松尾が「本人が思ってる感じじゃなくなってる」と話すと、会場からは笑いが起こります。その松尾は「愛をこめてゲーム」を提案しますが、斎藤社長は「…難しいですね」と低評価。松尾はもうひとつ「保湿ゲーム」もプレゼンしますが、乾燥していたら保湿をするというシンプル過ぎる内容に、芸人が一斉にツッコミを入れました。が、斎藤社長は「少し可能性があるかも」と意外な評価です。

続いてトレンディエンジェルの2人。本格的プレゼンばりに、スマホの普及率のグラフから見せ、「脱毛麻雀斎藤倶楽部」を提案。麻雀の役も考えてきたと、髪の毛絡みの用語を連発しますが、下ネタも含まれているなどやりたい放題。斎藤社長は「麻雀に要素を入れたというのは可能性がある」と話すと、トレエン・斎藤は「斎藤さんに悪い人はいない」と手応えを感じた様子です。

横澤は、婚活パーティーで旦那と出会ったということで、「婚活パーティー DE マッチング♡」をプレゼン。婚活パーティー選びのゲームということで、内容は、自分のNG項目を出したり、結婚式の招待状を送ったりしながら、最後は結婚まで行くというもの。斎藤社長は「婚活アプリとして、しっかり作り込んだほうがいい」とアドバイス。ゲームからアプリという線もあると話しました。

安村は、野球経験があるということで「高校野球の選手になりきる」を提案。VRを使って選手になりきるという内容に、「お〜ッ」と芸人たちからも声が上がります。「VR控え選手」にスポットを当てたゲームとのことで、誰が一塁コーチャーに行くかモメるなどの、控え選手あるあるネタをやっていくという内容に、「着眼点がめちゃくちゃいい」と齋藤社長も太鼓判でした。

最後はガリットチュウ。「犯人はお前だ!!ゲーム」をプレゼンしますが、熊谷の顔がうるさいとタケトからダメ出しが入ります。ステージ上では、福島のアタマを誰かが叩き、その犯人を当てるというゲームを披露。一回だけ聞き込みができるルールとのことで、福島は「犯人はどんなカッコをしてました?」とほぼ答えがわかる質問をして、会場を笑わせます。思わぬハプニングもありつつ、プレゼンは大盛り上がりで終了。齋藤社長は「マルチプレイでスマホ使いながらという形であれば」とアドバイスしました。プレゼンを見終えた齋藤社長は「レベルが高い」と笑顔。皆さんとご相談させていただきたいと話すと、芸人たちは色めき立っていました。

フォトセッションのあとは囲み取材も行われました。プレゼンの手応えを尋ねられたチョコプラの2人は「めちゃくちゃある」と気合十分。松尾は「こういうことから仕事が広がっていく」と話したあと、なぜかIKKOさんの今日のスケジュールを発表。「電話しておきます」と笑わせました。安村は野球をやっていたころの思い出について、甲子園で伝令としてグラウンドに出たことなどを話しますが、「VR」と言おうとしたトレエン・齋藤が「CR」と言い間違えると芸人たちは大爆笑。その齋藤は11/9のチケットが売れていないと話し始め、その理由を「僕が結婚したから」と説明しますが、芸人たちから一斉にツッコミが入ります。最後にゲームが採用された場合のギャラの取り分は?という質問に、芸人たちから「100:0」という声が上がりますが、たかしが「よしもとが100、70歳までNGKの舞台に立ちたい」と裏切るなど、最後まで爆笑のまま会見は終了しました。

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