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主演は映画初主演となる相方の井上裕介!NON STYLE・石田脚本作品、映画「耳を腐らせるほどの愛」

2018年10月11日(木) レポート

10月11日(木)、T・ジョイ京都にて、NON STYLE石田脚本の映画「耳を腐らせるほどの愛」上映前に、舞台挨拶が行われました。昨年に引き続き映画祭で上映となる石田の脚本作品、主演は相方の井上とあって注目の作品となっています。MCのアッパレード・木尾がNON STYLE・石田、主演のNON STYLE・井上、とろサーモン・村田、豊島圭介監督を呼び込むと満席の客席からは拍手が。

「まずはそれぞれの役名と挨拶をお願いします」と木尾。すると井上が「俺役名なんでしたっけ?基本死んでるから役名呼ばれることないんですよ…」と自分の役名を思い出せない様子。「一番覚えやすい名前やで?」と村田も呆れる。井上の「ヒントちょうだい!」とのお願いに、「撮影風景を思い出してください…」と石田。「ホテル、死んでる、ドラキュラメイク」(井上)…「体型はどんな感じやった?」(石田)「ずんぐりむっくりやった!むくお?(笑)」ということで名前が明らかに。内容が気になるキーワードがいくつか飛び出したが、詳しくは映画の中で確認してほしいとのこと。

石田と村田もそれぞれの役名を紹介。ストーリーについて、「井上はあらかじめ殺してるんで安心して見てください(笑)。なんで死んでいるのかという物語を楽しんでいただけたら」と石田。そして「上映前なのに大丈夫?」と木尾の質問に「ざっくばらんな映画なんでネタバレ大丈夫」と石田と監督は口を揃える。

主演だけど死んでいるという役について井上は「演技はあまり得意じゃないんですが、横になっていればお金がもらえるということで話を聞いて。それならありがたいなと」オファーを受けた経緯を語り、「俺がした演技といえば、30秒ほど息を止めるくらいです。それ以外は本当に寝てた。起きたら撮影がおわってた(笑)」と撮影時のエピソードを。「すごく陽が当たる部屋で寝ているシーンは本当に寝てます」とのこと。作品の中で見つけるのもおもしろいかもしれない。

「石田の脚本を見た感想は?」という質問に豊島監督は、「映画って普通、愛とか命とか大事なテーマがあるものなんですが、ひとつもなくて(笑)。90分ただただおもしろいことが書いてある。そのおもしろさを伝えられるかというプレッシャーを感じましたね」と絶賛。

監督が仕上げた今作を見て石田は、「映画を90分観たあと、何も残らない映画にしてください、といった通りになっていました。感謝しかないです」と感想を述べ、「今から無駄な時間がはじまります。まじで何やったん?と家に帰って発泡酒を飲んでくれたらうれしいです」と作品の魅力を語った。

そして、役者としても実力派であるとろサーモン・村田が役どころについて語り、「クラスにひとりいた空気よめないヤツ、急に大声出したり、急に帰ったりするヤツ、をイメージして演じさせてもらいました」とのこと。「芝居といえば村田です。芝居とともに生きてきました。M-1(グランプリ)は二の次です」と芝居には相当な自信がある様子。さらに、4時間くらい空き時間があった時に、控室でケータリングのおかしを食べすぎてお腹が痛くなった、という失敗談やアドリブで現場では盛り上がったのに全部カットされていた、という裏話も飛び出し、お客さんは興味しんしん。

最後に本作の見どころを。「本当にくだらない時間なので、薄目で見ても大丈夫。気を抜きながら見てください。井上じゃない人が出ているシーンもあるので、間違い探し的に見てください」(石田)「今まで数々の映画を撮ってきましたが、今回が一番笑える映画になったかと。口コミで広めてください!」(豊島監督)

クセのある登場人物たちが複雑に絡み合い、次々と波乱が巻き起こる怒涛の展開…。『ラブ』×『ミステリー』×『コメディー』の要素を存分に盛り込んだ今作。結末には大どんでん返しが!?会話劇の妙は、緻密に計算し尽くされた漫才のネタ作りを一手に担う石田の真骨頂なので、目が離せない90分となりそう。

フォトセッションが行われ、最後は、みなさん、ハッシュタグは「#ミミクサ」で広めてください!と全員でアピールすると爆笑の中、舞台挨拶は終了となりました。

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