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特別上映作品「遠き落日」舞台挨拶に、アンバサダー三田佳子さんが登壇!

2018年10月11日(木) レポート

10月11日(木)よりスタートした京都国際映画祭2018。よしもと祇園花月では、特別上映作品「遠き落日」上映にあたり、今年のアンバサダーを務める三田佳子さん、奥山和由総合プロデューサーが舞台挨拶を行いました。

MCの清水圭が登場し、2人を呼び込みます。奥山氏は、まず会場に向かって「ありがとうございます」と挨拶。20年以上前になる作品ですが、自分にとって最大のヒット作と話し、「そのすべては三田佳子さんのがんばりにあったと思っている」と三田さんを讃えると「一番がんばられたのは奥山さん」と三田さんも返します。そして、どんどん作品を愛する気持ちが高まっていったと話し、お母さんのいない人はいない、この世の人はみな母から生まれている、その意味の感動がすごかったと振り返りました。

今回、三田さんにアンバサダーをお願いした経緯について奥山氏は、日本映画界の代表的女優なので、数年前からお願いしたいと思っていたと告白。遠き落日以来、いっしょに映画を作ったことはなかったものの、今映画製作をしていて、あのころの熱さを懐かしく感じているとのことで、三田さんにもその思いを伝えたそう。さらに遠き落日についての裏話も披露。TV番組で見た野口シカのエピソードが映画製作のきっかけだったと話し、大ヒットを狙うならと三田さんを「赤坂のレストランで口説かせていただいた」と当時を振り返りました。

三田さんは「オファーを受けて驚いた」と当時の心境を吐露。しかし、女優としてはめったに出会えない役、どんなことしてもやらせていただきたいと結果的に思ったと話したあと、16歳から亡くなるまでを演じたことについて振り返り「16歳は危険な年齢でした」と笑いを誘います。そこからも特殊メイクでの裏話や、水に胸まで浸かっての撮影など、苦労を重ねた当時の話しが飛び出しますが、そのおかげもあってたくさんの賞をいただけたと三田さんは笑顔。「とにかくこの役を女優として全うしたいと思った」と当時の胸の内を告白。ほかに、オスマン・サンコンさんとの貴重なエピソードも飛び出すなど、舞台挨拶は大いに盛り上がりました。

フォトセッションのあと、三田さんは今回の上映について「年月が立ちましたけど、映画って滅びないんですね」と笑顔。遠き落日の三田佳子を心に残していただければと話し、舞台挨拶を終えました。

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