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四コマ漫画『大家さんと僕』で芸人初の手塚治虫文化賞短編賞を受賞した矢部太郎を東野幸治が質問攻めで大解剖!

2018年10月13日(土) レポート

10月13日(土)、イオンモール京都桂川にて東野幸治とカラテカ・矢部太郎によるトークショーが行われました。こちらはイオンモール京都桂川イオンホールで行われている『カラテカ矢部太郎 作品展示会』の開催を記念して行われたもので、大ヒット漫画、矢部太郎の『大家さんと僕』について東野とトークを繰り広げました。

満場の拍手で迎えられた矢部と東野。挨拶から間髪入れずに『大家さんと僕』について東野が質問を繰り出します。70万部売れている『大家さんと僕』ですが、まずは経歴をと矢部のプロフィールから紹介します。コンビ・カラテカについては「企業のアドバイザーみたいなことしてお金を儲けているような入江と、頼りない感じの矢部というコンビですが」と的確に例える東野。昔からの付き合いがあるものの、改めて絵の才能には驚きだったようで、絵の経験を訪ねると、「お父さんが紙芝居を描いたり、絵本を描いたりしていて…」と矢部。お父さん譲りの才能であることに、会場からも驚きの声が上がっていました。

10月13日(土)、イオンモール京都桂川にて東野幸治とカラテカ・矢部太郎によるトークショーが行われました。こちらはイオンモール京都桂川イオンホールで行われている『カラテカ矢部太郎 作品展示会』の開催を記念して行われたもので、大ヒット漫画、矢部太郎の『大家さんと僕』について東野とトークを繰り広げました。

満場の拍手で迎えられた矢部と東野。挨拶から間髪入れずに『大家さんと僕』について東野が質問を繰り出します。70万部売れている『大家さんと僕』ですが、まずは経歴をと矢部のプロフィールから紹介します。コンビ・カラテカについては「企業のアドバイザーみたいなことしてお金を儲けているような入江と、頼りない感じの矢部というコンビですが」と的確に例える東野。昔からの付き合いがあるものの、改めて絵の才能には驚きだったようで、絵の経験を訪ねると、「お父さんが紙芝居を描いたり、絵本を描いたりしていて…」と矢部。お父さん譲りの才能であることに、会場からも驚きの声が上がっていました。

「2001年にテレビ番組で4か国語の言語を覚えたこともあるんですよね」と東野、「今日は本を買ってくれてありがとうございます」という挨拶を、スワヒリ語、韓国語、コイサンマン語で披露しました。気象予報士の資格も持っていることも東野が明かし、朝の情報番組のお天気お兄さんに大抜擢されたエピソードも披露。「でも、矢部くんには緊張すると乳首と股間を触ってしまうクセがあって、第1回目の放送も緊張のあまりに触ってしまって苦情が来て、その対策で先端が矢印みたいになっている棒を持たされたんですよね?」と芸能界きっての情報通らしく、事細かく当時を振り返る東野。「その棒を持ってどうなったんやったけ?」と矢部に尋ねると「棒みたいなもので触ってしまいました…」と懺悔していました。

そして本題へ。2007年にテレビの企画で住んでいる家をむちゃくちゃにされ、退去を命じられたことが大家さんと出会うきっかけになったと東野がこの物語の誕生秘話を進めていきます。大家さんの2階に下宿をすることになり交流が生まれ、ついには漫画も出版したことから「あの企画がなかったら大家さんと出会うことなかったですよね」としみじみ、振り返りました。

大家さんとの出会いや、下宿が始まってからのやり取り、恋の話について、大家さんが開いてくれた矢部へのサプライズ・バースデー・パーティーなど、どんどん聞き出していく東野。笑いと驚きを交えながら、滞りなく流れていく会話に引き込まれていきました。

矢部から大家さんにプレゼントをしたエピソードでは、「相方の入江くんにアドバイスらったんですけど、“女性は身につけるものがいい”と言ったから、パジャマを贈りました」と矢部。東野いわく、「“大家さん”の反対語が“入江”」だそうで全く合わなかったのでは?危惧したものの、大家さんは「三途の川を渡る時に着るわね」とジョークも交えて喜ばれたそう。引っ越して当時はまだ仕事のなかった矢部は、大家さんといる時間の方が長く、いつしか大家さんといる時間の方が居心地がよかったとか。「先輩とご飯に行くより大家さんとご飯に行く方が楽しいと思った?」と東野と尋ねると「正直思いました」と矢部。また、がさつな先輩芸人のモデルは誰?としつこく詰め寄り、矢部が「あれは何人かの芸人さんを足して出来上がったモデルですが、…顔はほんこんさんです(笑)」と白状する場面もありました。

また、大家さんと行った鹿児島・知覧旅行、実は大家さんと一緒にトーク番組に出演したこと、大家さんが矢部の舞台を見に来てくれたことなど、次々とエピソードが飛び出しました。『大家さんと僕』は大家さんもご存じで、東野が「大家さんが一番好きな話は何やった?と」聞くと、「大家さんは明太子の絵を見て、明太子が上手ねと褒めてくれた」と矢部、大家さんに褒められた思い出の中でも一番うれしかったそうです。また、大家さんは矢部が漫画を描いたことをたいそう喜ばれ、「3回続けて読んだわ。すごく温かい本ですね」とおっしゃったとか。そして「何が一番良かったか聞いてみたら、表紙の帯に書いてある糸井重里さんの言葉って言っていました(笑)」と矢部。今は連載が止まっていますが、「まだまだエピソードがあるので、いつかは続編を出したい」と意気込みも語りました。

『大家さんと僕』で手塚治虫文化賞短編賞を受賞した矢部。そろそろこの話題を…と“入金”についての質問を切り出す東野。「いくら振り込まれていたんですか?」と単刀直入に聞く東野に対し、「お金がなくて生きているから、口座に入金された額を見るのが怖い」と矢部。宝くじが当たったことで人生がくるってしまうような感覚で怖いのだとか。「もし、どうしても見なきゃいけないときは、薄眼で見ます」と話していました。

「2018年は本当にすごかったですね」と振り返る東野。『大家さんと僕』が出版されて真っ先に東野に本を贈った矢部は、「これ、テレビとか映画化されるんやろうな」という感想を送ってくれたことが嬉しかったと語ります。そして、映画化されるとなったら…という妄想トークでキャスティングを考案、矢部は「入江は絶対に嫌です。あと、ほんこんさんは絶対に出てもらいます」など楽しそうに語り、また、大家さんと矢部役については大胆な希望を語り、「とはいえこれが本当に実現したら、来年の沖縄国際映画祭の目玉ですね!」と東野も声を弾ませました。

イベントの最後は、矢部と東野のサイン入り本をかけて、矢部から『大家さんと僕』クイズが出題され、次々に回答を繰り出す参加者の皆さん。最後まで盛り上がりました。

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