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『美人が婚活してみたら』舞台挨拶に黒川芽以さん登場! 大九監督は脚本を務めたシソンヌ・じろうとの制作秘話を告白

2018年10月12日(金) レポート

10月12日(金)、T・ジョイ京都にてTV DIRECTOR’S MOVIE『美人が婚活してみたら』が上映され、上映後の舞台挨拶に黒川芽以さん、大九明子監督が登壇しました。MCは、お〜い!久馬が務めました。

『美人が婚活してみたら』は、美人なのにアラサーで独身という黒川さん演じるタカコを中心に、現代の婚活模様や女性の生き方を描く恋愛コメディ。
手がけたのは、映画『勝手にふるえてろ』が大ヒットロングラン中の監督・大九明子監督と、小説「甘いお酒でうがい」で平凡な中年女性視点の日記を綴り、その独特な感性が話題となったシソンヌ・じろうが脚本を務めた初タッグ作品です。
今作のタイトルに「美人」とついていることでハードルが高かったのでは? という久馬の問いに、「タイトルはキャッチーで、イジワルといえばイジワルですが、内容はチャーミングな女性が一生懸命生きているという物語です」と大九監督。また、黒川芽以さんの人柄が「男性にはミューズ的な存在だけど、普段喋ってみるとチャーミングで女性にもモテる人なんじゃないかな、と思いました。黒川さんの魅力を女性にも知ってほしいという願いを込めてご出演をお願いしました」とのこと。これを受けて黒川さんも、「立ち飲み屋に行くと、女子にモテます(笑)」とニッコリ。

今作の出演が決まった時は、「とてもありがたいお話だと思ったんですが、『美人』というワードがすごくプレッシャーでした」とも。しかし、大九監督と話を重ねるうち、そのプレッシャーも解消されたのだそう。現在31歳の黒川さん自身もタカコと同じく美人で独身。自分と重なるところを尋ねられ、現在の恋愛観を大九監督と語り合う一幕も。

大九監督は「とにかく、タカコと友だち、この2人がチャーミングであること、正しく女の人を生きていることを描きたかった。美化せず、生々しい女の人を描きたいと思いました」とこだわりを語りました。脚本を手がけたシソンヌ・じろうとは、「感覚が合うというと図々しいのですが、いちファンとして拝見していたので感覚が合って安心した」と大九監督。その一方で、じろうが脚本をなかなか書かないというハプニングもあったそうで、「じろうさんなら書けます!」と一生懸命励ましたこともあったのだとか。結果、出来上がった脚本は「これはどうしたらいいんだろう? と苦しむ内容も一切なく、気持ち良くやらせてもらいました。本当に素晴らしいです。大天才です!」と絶賛していました。

黒川さんは、大九監督の印象を「『黒川さんは女性目線のところでもできると思う』といろいろ声をかけてくださったのがすごくうれしかったです」と笑顔。さらに、大九監督の、奇想天外な発想や感性にも刺激されたそうで「撮影がある日は『今日はどんな演出をしてくれるんだろう?』と楽しみにしていました」と語りました。ほかにも撮影で印象的だったエピソードや、ラブシーンにまつわる驚きの裏話なども飛び出して、映画鑑賞直後の皆さんは興味深げに耳を傾けていました。

最後に、大九監督から来年3月にこの作品が公開されることが明かにされ、「これからも、皆さんに可愛がってもらえる映画であるといいなと思います。今日は足をお運びいただき、ありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えました。黒川さんは、「実は私はまだこの作品を客観的に観られていないんです。なので、これからこの映画がどうやって巣立っていくのかが楽しみ。今日ご覧になった皆さんも、おもしろいと思ったら広めていただけたらと思います」と笑顔で締めくくりました。

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