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“純国産”にこだわり抜いた和製洋画『六城』特別上映! ロバート・秋山と友近が“国産”の魅力を語る

2018年10月12日(金) レポート

10月12日(金)、T・ジョイ京都にて特別上映『六城(ろくき)』が上映され、上映後の舞台挨拶にロバート・秋山と友近が登壇。MCは、お〜い!久馬が務めました。

なりきり道をひた走る秋山と友近のツートップがすべてを純国産にこだわりぬいた、完全オリジナルストーリーの「和製洋画」。その作品のひとつ、『六城』は、相撲界から追放されて挫折し、闇相撲に身を落とした元人気力士・六城の、突然のチャンス。そして遠藤との恋の物語です。

秋山と友近の登場は、なんと客席最上段から! サプライズなスター二人のお目見えに、お客さん達は大盛り上がり。丁寧に手を振り、ファンとの交流を楽しみ、ときには握手にも応える秋山と友近。その登場に「スターの貫禄を感じます」と久馬。

さっそくふたりに撮影秘話を聞いてみることに。「おもしろかったんですけど…。これはあの…、オリジナルストーリーですか?」と疑問を抱く久馬に、「もちろんそうです!」と胸を張って答える秋山と友近。秋山は「ストーリーから全て考えて、『こういうのを撮りたい。国産洋画劇場で、日本の良さを伝えたい』というところからスタートしましたので」とのこと。「やはり、スポーツものがやりたかった」とも。「しかし、ただ相撲の話をやるのではなくて、一度挫折を味わった奴が上に上がっていくという…」と熱っぽく語る秋山ですが、それを遮るように「どこかで見たことがある話やな、と思ったんですけど」と久馬。これを受けて秋山は「この作品を『観たことがある』と何度か言われましたが、多分世界の中で、そういった物語ってあるんじゃないですか? 私たちはそういう意識はまったくない」と断言。

また、発声や動きも海外の映画を意識したそうで、「ただの邦画にはしたくなかった」と友近。「洋画の良さを国産で、というところにこだわっています。ハリウッドに行かなくたって、海外の映画は撮れる、ということ」と熱く語りました。秋山も「洋画が好きな人は多いと思うのですが、字幕を読むの、疲れませんか? それだったら最初から、わかりやすく日本人が日本で作ればいいのではないか、ということです」と自信に満ちた表情。また、劇中に使われる印象に残る音楽にもかなりのこだわりを盛り込んだといいます。
“国産”を徹底したというこの映画は、機材からスタッフに至るまで国産にこだわりました。海外から帰ってきて間もないスタッフに対しても、「腸の中に海外の食べ物が溜まっているから」という理由で「すべて出切るまで待った」と秋山は言います。

秋山演じる六城は、力士なので相撲経験者の方に指導してもらったそうです。おまけに体つきまで力士のようにたくましく仕上げるべく、とにかく食べまくったとか。友近が演じた遠藤は、男性を知らないピュアな女性。「照れ屋で、口では言えないのでつねに行動とか目線とかで伝えてっていう…。それで、強引な六城に惹かれていって…」。そんなふたりのキスシーンも。その準備として秋山は「唇の感じに慣れなきゃいけないと思って、撮影日を逆算して風俗に行き倒しました」とかなりお金をかけて下準備!?

この日、大きなスクリーンで観たのは初めてという秋山と友近。秋山は「やはり洋画だからデカいほうがいい」と満足そう。友近は「もしかしたらスクリーンで観る機会は、これが最初で最後かも…(笑)」とも。これを受けて秋山も「こうしたお祭りの勢いでしか観られないかもなぁ。ありがたいですよね」と語っていました。

この「国産洋画劇場」は、ほかにも秋山演じる雀(じゃく)と友近演じる薔薇子が乗る船で、氷山にまつわるなにかが起こる『船と氷山』、車同士が追い越し追い越されるハラハラのホラーサスペンス『激突き!』がすでに撮影を終えていて、ファンにはうれしい限り。しかも、すでに「今も構想を練っているところ」だそうで、友近が思い描いているのは「私は歌が好きなので、歌手同士のラブストーリーもいいんですけど…。そういうのはすでにありますし、私を守ってくれている警備の人との恋愛話もいいですね」。一方、秋山は「オバケを退治する除霊集団というか。でもホラーにはしたくないのでコメディタッチで」と、アイデアは尽きない様子。

最前列で取材する外国人記者の方を見つけた秋山は「海外の方はどういう感じで観ていたんだろう…?」と問いかけてみたところ、外国人記者の方は「なんとなく(ストーリーに)覚えがある」と答えていました。続けて「シルベスタ…」と話しかけたところ、秋山は「ノー、ノー! 知らない!」と強く否定していました。

最後に秋山は「国産シリーズ、マジで観ていただきたいです。ここで観ていただいた方には何となくわかっていただけたと思います。『これから洋画も国産の時代』という言葉もできています。もう次のシリーズもありますから、『船と氷山』もぜひ観てください」とPR。友近も「オリンピックも近いですし、海外の方も日本を意識し始めています。この作品は映画館での上映がなかなかないかもしれませんが、『大阪チャンネル』でも観られるみたいなので、それでチェックいただけたら。今日ご覧いただいた皆さんには拡散、宣伝していただけたらと思います」と笑顔で語りました。

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