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TV DIRECTOR’S MOVIE『家族のはなし』舞台挨拶に岡田将生さん、山本剛義監督、鉄拳が登壇!「自分の親に見てもらいたいと思った」(岡田さん)

2018年10月14日(日) レポート

10月14日(日)、イオンシネマ京都桂川にて、TV DIRECTOR’S MOVIE『家族のはなし』が上映され、主演の岡田将生さん、山本剛義監督、原作となるパラパラ漫画を描いた鉄拳が登壇しました。

本作は、鉄拳が2013年に信濃毎日新聞との企画として発表し、第17回「アジア太平洋広告祭」でフィルム部門・プレス部門をダブル受賞するなど、大きな話題を呼んだ作品を映画化したもの。親子の愛、家族の大切さをストレートに描いた感動作となっています。

MCのお~い!久馬が3人を呼び込むと、客席からは大歓声が。岡田さんは挨拶で、「初めて原作を見させていただいたとき感動しまして…ぜひやりたいと思いました」とコメント。鉄拳は本作のアートディレクターも務め、「新たなパラパラ漫画をたくさん描きました」と説明します。山本監督は「泣ける話というより、心があったかくなるような作品になればいいなと思ってやらせていただいた。素晴らしい出演者、素晴らしいパラパラ漫画なので、撮る方はフォーカスを絞って撮影できました」と振り返りました。

主演の話があったときは、「ボク自身、心がすごくあたたまってウルウルしてしまって…実写化にあたり、自分の家族、親に見てもらいたいなとすごく思いました」と岡田さん。山本監督はこれを受けて、「見終わったあと、家族の誰かに電話してくれたらいいと思っていて。『ちょっと親に電話しようかな』と思ってもらえれば大成功。とくに男の子に見てほしいかな」と、作品に込めた思いを語ります。

物語にちなみ、それぞれの家族との関係にも切り込む久馬。山本監督は、実家に帰っても「親とはあまり話さない」そうですが、鉄拳は対照的に「家が好きでよく実家に帰る。月に1回は帰ってます」。岡田さんも、お父さんとはよく話すと言い、一緒にお酒を飲むことも。ただし「仕事の話はぜったいしない」ため、「さっき親に見てもらいたいと言いましたが、まだ(ご両親には)言ってない」とも。久馬から、「招待券を送っては? それだけでも気持ちは伝わるはず」とアドバイスされ、「なるほど」とうなずいていました。

撮影時のエピソードをきかれると、岡田さんから「1週間ぐらいで撮影した」と驚きの言葉が。短いながらも濃密な1週間だったそうで、「いちばん最後に父親の愛が見えたシーンは、忘れられない1日になるぐらい、自分の中に今も残っている。時任(三郎)さんが本当に素敵なお父さんを演じてくださって、時任さんの笑顔を見るだけでウルッときていた」と明かします。山本監督は、バスに乗っての撮影で車酔いしてしまったというハプニング話を披露。「終わったあと、岡田くんから『監督、怒ってません? すごく怖い顔してたんで』って言われて…ボクはただ早くバスから下りたかっただけなんですけど(笑)」。感動のラストシーンに隠されたエピソードに、観客も大笑いでした。

また、本作には和牛・水田も出演しており、撮影中は一緒に食事に行くなど、岡田さんとも交流があったそう。「すごく理屈っぽい方なんですね。言ってることがたまにトゲがあるというか(笑)。でも、ずっと聞いてられるんですよね。お話ししてるのすごく楽しくて」(岡田さん)。ちなみに、食事会では水田の爆弾発言も飛び出したそうですが、「言えません!」と中身は教えてもらえませんでした。

さらに、岡田さんと鉄拳には、「家族とのケンカの思い出は?」との質問も。岡田さんは、「昔、お姉ちゃんとケンカして、手を挙げてしまったことがあって。そのとき、最初で最後ですが、お父さんに殴られました。『女性にだけは手を上げるな』と。泣きながら謝りました。原因は、食器を洗う洗わないみたいな些細なことだったんですけどね(笑)」と回答。鉄拳は「ケンカはしないですね。怖いんで…」とポツリ。芸名に似合わぬ気弱発言で笑いを誘っていました。

最後は岡田さんから、改めてメッセージが。「親子のお話、父と息子の無償の愛がすごく伝わる映画になっています。ぜひ、みなさんで広げていただければうれしいです」と呼びかけると、客席からはひときわ大きな拍手が起こっていました。

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